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​救助工作車Ⅳ型

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災教訓に設定された震災用救助車両。IV型は災害派遣時に緊急消防援助隊として航空自衛隊C-130及びC-2輸送機で輸送される事を前提として設計され。2台一組で運用されています。

阪神・淡路大震災から1年後の1996年に自治省(現総務省)消防庁が指定した東京・名古屋市・大阪市・福岡市の消防に無償配備される事になりました。初代のⅣはトヨタ自動車ダイナをベースにモリタが艤装を手掛け、足回りの4輪駆動はトヨタメガクルーザーの

構造を採用していました。1996年に配備されたⅣ型は全て更新されました。

当初は自治体単独で導入するのではなく、総務省消防庁から指定を受けた本部にのみの配備でしたが、現在では独自で購入し配備している消防組織もあります。

2013年には横浜・浜松・京都の消防に総務省消防庁から無償で大規模震災用高度救助車として高圧エンジンコンプレッサー・照明装置を備え付けたER、空気充電用コンプレッサーを装備したARの2台一組で配備されました。大規模震災用高度救助車は救助

工作車Ⅳ型なので2台一組で活動する車両です。

​横浜市消防局 特別高度救助部隊  横消震災1(AR)

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SPEC

車種:日野デュトロ

型式:TKG-XZU685M

艤装:帝国繊維

配備年:平成25年((2013)配備

全長:5985mm 全幅:1950mm

全高:2670mm

エアレスキュー(AR)は倒壊・座屈建物からの救助を可能とするエンジンコンプレッサーを利用したエアレスキュー
ツールを装備していて瓦礫などによって車が進入出来ず徒歩による救助資機材の搬入が出来ないときに高圧ホースを延長し圧縮した空気を現場まで送り、様々なアタッチメント用いて空気駆動式の各種破損器具を状況に応じ
活用する事が可能です。​高度救助資機材を搭載していている。車両後部には高圧エンジンコンプレッサーを装備し同車の右側にはエアホース・多彩なアタッチメントを積載しています。

​東京消防庁 第八消防方面本部 消防救助機動部隊 八本部救助3

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SPEC

車種:いすゞ自動車エルフ
​型式:NPS85AN
艤装:帝国繊維
配備年:平成22年(2010)

上に記したように救助工作車Ⅳ型は航空自衛隊のC130・C2輸送機で空輸されることを前提に製作され、C130の急なアプローチ角度にも対応出来るように設計されています。
大規模災害だけでなく通常の事案でも活用出来るように高度資機材だけでなく通常の救助資機材も積載しています。同車両R3には、3連はしご・油圧救助器具などの資機材を装備しています。さて、R3の紹介はここまでにして次はR4を紹介します。

 

東京消防庁 第八消防方面本部 消防救助機動部隊 八本部救助4

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SPEC
車種:いすゞ自動車エルフ
型式:NPS85AN

艤装:帝国繊維
配備年:平成22年(2010)

​次に紹介するのはR4です。同車は電源照明装置を装備していて、電力が不可欠な高度救助資機材
を装備しています。他にもR3にも積載されている削岩機・ラムシリンダー・救助用担架が装備されていて使用頻度が多い資機材は両方の車両に積載されています。
またR3にも照明はついているのですが、この車両は400Wの物を備え付けているので夜間の救助活動の強い味方になっているそうです。Wikipediaによると2013年に発生した伊豆大島の災害に出場したそうです。今後も都内にとどまらず日本各地で頻発している自然災害の脅威に消防士たち共に戦ってくれることでしょう。

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